能登半島地震の影響で停波が延期されていたソフトバンクの3G回線が先日、とうとう使えなくなってしまったようです。ホンダのグレイスに付いているカーナビ、インターナビの通信機能が使えなくなってしまいました。
ホンダのインターナビで通信機能利用不可
ホンダのインターナビは通信機能が使えなくなると、かなりスペックが見劣りするスタンドアロンのカーナビに成り下がってしまいます。渋滞情報はかろうじてFM-VICSで受信することができますが、通信機能が利用できていたときと比較すると格段にできることが少なくなります。
インターナビ自体はBluetoothでXiaomiのRedmi Note 10Tを接続して、音楽の再生に利用しているのですか、データ通信は古いガラケー時代のプロトコルを使っているので、このままではインターナビとデータ通信をすることはできません。
BlueDUN+X12アプリ
そこで、救うための方法を探してみたところ、Androidスマホを持っていれば、Bluedun+x12というアプリで、このガラケー時代のプロトコルをエミュレートできることを知りました。
(Android11までは、BlueDUN+、Android12以降はBlueDUN+X12が対応しているということでしたので、今回は+X12を入手しました。利用してようとしているスマホのAndroidバージョンを確認してください)
なお、BlueDUN+12は有料のアプリです。私が購入した時点では550円です。BlueDUNアプリでのインターナビへの接続は保証されている手段ではありません。相性などの問題で接続できなかったり、最初は接続できていてもなにかのバージョンアップ等で接続できなくなるおそれもあります。
さっそく、GooglePlayでアプリをダウンロード、インストールをしました。設定画面はこんな感じです。下記の設定で使っています。
インターナビの設定
今度はインターナビ側の設定をします。ホームをタップして、設定を指定すると下記の画面が出ます。この画面で「情報設定」をタップします。
「情報設定」をタップすると、下記の画面になります。ここで、「通信設定」タブをタップします。
「通信設定」タブをタップすると、こちらの画面になります。ここで、「インターナビ通信設定」をタップします。
「マニュアル通信設定」をタップします。
接続先画面で、「新規接続先」をタップします。そこで、下記のように設定します。
- 接続先名称 接続先が区別しやすいような名前を指定
- 電話番号 123
- ユーザーID 空欄
- パスワード 空欄
- DNS設定 自動
- 通信手段 携帯(パケット)
設定完了をタップします。
今一度、接続先変更画面を出して、今回作成した新規の接続先をタップ、決定します。
接続開始
次にアプリ側で通信をスタートします。
接続できると、こちらの画面になります。
直ぐに接続されなくても、しばらく待つと接続が始まりました。
ナビの挙動
接続されると、インターナビとしての通信機能が復活して、渋滞や混雑情報がスムーズに表示されるようになりました。雨の表示もきちんと出たので、動作に問題は無さそうです。スマホ側のトータルケアアプリにも燃費情報が送られてきていました。
スマホ側はBlueDUN+アプリを閉じてカーナビアプリを起動しても、通信はうまくやってくれているようです。
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