今まで、紙でオーダーする方式を貫いてきたサイゼリヤですが、最近になって、タブレットで注文する方式の店舗が出てきたことが話題になっていました。
しかも、その入力画面がシンプル極まりなく、実に使いやすそうです。
画面はまるで電卓のよう
画面はまるで電卓のようで、ボタンも大きくて押しやすそうです。正直、ふだんあまりスマホやタブレットを扱っていない人でもとっつきやすい画面レイアウトだと思います。電卓は相当の人が使ったことがあるので、あまり戸惑わなくて済むのでしょう。
実はタブレットとは別にメニューはそのまま残されていて、そのメニューに書かれている番号をここで打ち込み注文する仕組みです。
正直、狭い液晶画面でお目当ての料理を選ぶのは大変に苦痛です。ジャンルが細かく分かれていると画面を遷移させるのが大変ですし、一覧に多くの料理が並んでいると探すのが大変です。
もしも、液晶を大きくすると、コストが高くなりますし、持ちにくいですし、場所をとるということで、これまたあまりメリットが無いように感じます。(ただ、スシローが大きな液晶画面で回転レーンをデジタルで再現したという報道を見て、あれはあれで有りだと思いました)
実はゼンショーグループでイタリア料理のチェーン展開をしている「オリーブの丘」もこれと似ているUIでした。紙のメニューで料理を選び、タブレットには番号を打ち込みます。番号を打つとメニューの写真と名前が表示されますので、自分で間違っていないかを簡単に確認できます。
サイゼリヤはデザートを最初に出すのか、食後に出すのかも枝番で指定できるようになっていたので、きっとタブレット導入後もその仕組が踏襲されているのではないでしょうか。
まだ、音声認識やAIとの対話で注文というのは聞いたことがありませんが、そろそろ声で機械に注文する方式も出てくるのかもしれません。「あまり辛くなくて、野菜がたくさん摂れるパスタが食べたい」と伝えると、適切なメニューを提案してくれる仕組みも面白そうです。
これからも飲食店ではデジタル化が急ピッチに進んでいくのを感じさせる話題でした。
【2024/08/15追記】
サイゼリヤのモバイルオーダーは枯れた技術の集大成
サイゼリヤのモバイルオーダーは技術的に枯れた(安定した)ものばかりを使っていることが話題になっていました。
たしかに機能要件から考えれば最新の技術にトライする必要はなく、お客さんが安心して使えて、保守が楽な仕組みが一番良いので合理的だと思います。
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