最近、連日のように報道番組で取り上げられていますが、国立市の完成間近のマンション「グランドメゾン国立富士見通り」で急遽、取り壊しが決められたというニュースには本当に驚きました。
事業者は積水ハウス、富士見通りから富士山が半分、このマンションの建設で隠れてしまい景観を損ねることが取り壊しの原因ではあるのですが、そんなことは骨格を組み上げた時点で分かっていたはず、なぜ、ここまで完成に近づき、契約者へ住居を受け渡す寸前のところで取り壊しの判断に至ったのか、まったく見当がつきません。(積水ハウスの広報は各マスコミからの取材に対して、「眺望など周辺に与える影響を鑑みて決定した」と回答しています)
こんなに急に動いたので、大物政治家などが積水ハウスに物を申したのか?とも思っていたのですが、今日になって国立市長が積水ハウスの対応が遺憾だと発言しているので、大物政治家が絡んでいるというわけでもないのかもしれません。
積水ハウスが景観に配慮して取り壊しを決めたことに対して、国立市長が遺憾だと発言するのはおかしいのではないか?という声も、Xでは多く見られます。
ここまで建てたマンションを取り壊すとなると、数十億の損害につながるのでないか?とも思います。また、契約者の方々には賠償金も支払わなければいけないでしょう。
国立市は今まで最大限の努力をしてきたことをアピールしていますが、こんなところで計画が覆るのだとしたら、もっと早い段階でなんとかすることができたのではないかと思います。
マンションが建つ敷地はそこまで広くはありません。10階建てで総戸数は18戸ということなので、1フロアーあたり一部屋か二部屋ということになります。建物の写真を見ると縦に細長い建物に見えました。
積水ハウスの発表通り、景観が原因での取り壊しなのか、強度不足等の問題がほかにあったのか、それとももっと別の理由があるのか、今後、各報道機関が真実を見つけていくのではないかと思います。
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