事故が相次ぐ中央線で今度は発煙と人身事故のダブルパンチで長時間の混乱

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 一昨日は西荻窪駅における人身事故で朝から運転ダイヤが大きく乱れた中央線ですが、今日も大きくダイヤが混乱しました。

 総武線では急病人多発で遅延、千葉駅では非常停止ボタン扱い、中央線快速電車が非常ボタンにより遅延と朝から混乱気味でした。

 それに加えて、午前8時40分ごろに飯田橋付近の変電所近くで電気ケーブルからの発煙があり、中央線・総武線とも運転見合わせです。ニュース映像を見る限り、たくさんの黒煙が噴出していて、まともな状況ではありません。その後、約1時間後に運転が再開されました。

飯田町変電所

 ところが、さらに1時間後に電力ケーブルの損傷が見つかり、電力の供給を止めなければ作業ができないことから、再び運転見合わせです。

 そんなトラブルが相次いだ中、運転再開されたのかどうかよく分からない中で午後12時26分頃には八王子駅で人身事故が発生します。

 午後2時過ぎに全線で運転を再開したもののダイヤの混乱が続いたほか、東西線との相互乗り入れは中止されました。

 6月に入ってから中央線で発生した人身事故は全部で以下の8件です。

  • 3日 国分寺駅
  • 5日 高円寺駅
  • 8日 高円寺駅
  • 12日 三鷹駅
  • 18日 西荻窪駅
  • 23日 東小金井駅
  • 24日 西荻窪駅
  • 26日 八王子駅

 産経新聞の記事によれば、JR東日本は「半導体や人手不足などの影響があり時間がかかっている」と説明していますが、正直、ふざけるな!と言いたいです。なぜ、人手不足ならばグリーン車増結のためのホーム延長工事などしているのでしょう?安全対策に力を入れるのが先です。

 国土交通省には一刻も早く、事故の原因と対策をJR東日本から報告させて、安全対策と定時安定運行に向けた対策の指示をお願いします。

 ハインリッヒの法則から考えると、これだけのヒヤリ・ハットが相次いでいると、多くの人命に影響が出るような大事故がいつ発生してもおかしくない状況だと思います。

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