日銀が金融政策決定会合で政策金利を0.25% に引き上げることを決定

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 中央銀行が政策金利を限りなくゼロ近くに誘導し企業や個人への融資の活性化に伴う経済の活性化を目指したゼロ金利政策を日本は続けてきました。その後、2016年1月にマイナス金利付き量的・質的金融緩和を導入しマイナス金利政策となっていました。

 2024年の3月に無担保コール翌日物金利の誘導目標を0.0〜0.1%程度にすることでゼロ金利政策に復帰、その後、同月の金融政策決定会合でマイナス金利政策を解除しました。日銀における利上げは実に17年ぶりでした。

 その後、米国の金利が上がる一方で、日本の金利はほとんど変わらなかったため、円安ドル高が極端に進み、日本国内では輸入品や輸入原料を使った商品の値上げが相次ぎました。

 金利差による悪影響が国民の生活に大きな影響を与えているため、7月の末に行われている金融政策決定会合では間違えなく金利を追加して上げることを決めるだろうと皆が予測していた中で、案の定、政策金利を0.25%に上げることを決定したことが報じられています。 8月1日から新たな金利が適用されます。

 この0.25%という利率を聞くと、なんとなくとても低くて、ゼロ金利とあまり変わらないのではないか?という疑問も持ちますが、日本にとってはリーマンショック直後の2008年12月(0.3%前後)以来、なんと15年7ヶ月ぶりの水準に戻るという、かなりエポックメイキングなことです。

 この7月に募集されている個人向け国債は、変動10が表面利率が0.72%となっていましたが、今回の政策金利引き上げを受けて、8月募集分は表面利率が上がることが想定されます。

 米国については逆に政策金利を下げるのではないか?と言われています。日米金利差が縮まる形になるので、どの程度、これから円高になるかが気になるところです。2024/07/31の午後2時時点では1ドル152.7円程度で推移しています。

 YouTube動画を見ていても、日米の株価の動きや為替の動きについてどうなるか、色々な情報があり、徐々に分からなくなってきました。投資は余裕資金の投入にとどめて、あまり短期的な値動きで一喜一憂しないことくらいしか素人では対応できないのかもしれません。

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