6月の中央線および中央総武線は人身事故や沿線の電源ケーブル火災などで何回も電車の運転ダイヤが乱れていましたが、7月2日にもまた人身事故が三鷹駅で発生してしまいました。
東西線直通電車乗車中に事故発生
この日は三鷹駅で地下鉄東西線直通妙典行という電車に乗り換えていたのですが、吉祥寺駅手前で耳慣れない「ピピピピ」という電子音とともに電車が緊急停止、しばらくの沈黙の後、車掌さんから「電車を緊急に停止させる信号を受信したため緊急停止しました。安全確認を実施中です」という車内アナウンスが流れました。
さらに時間が経つと、「中央線三鷹駅の東京方面行快速電車で人身事故が発生したため、しばらく停止します」という案内がありました。
吉祥寺駅まで運転
さらに一分ほどで、「この電車、吉祥寺駅まで運転します」というアナウンスとともに吉祥寺駅まで運転、そして西荻窪駅西荻窪駅、荻窪駅にもそのまま運転されました。西荻窪駅では「先ほど三鷹駅で人身事故が発生しました。1・2番線の電車には運転の支障が無いと連絡が入っています」と放送していたので、このまま運転は継続されるようです。
快速電車の運転が中止されたため、快速電車を利用しようとしていたお客さんもこちらの電車に乗ってくるので車内が混雑してきました。中央線のホームを見てみると各駅に電車が停まったままになっています。
また、荻窪駅では丸の内線への振替乗車が行われるため、電車を降りるお客さんも多かったです。東西線の電車も大手町まで中央線に接続する駅がいくつがありますが、丸の内線のほうが便利だというお客さんも多いのでしょう。
中野駅は8分遅れで到着
中野駅には8分遅れで到着、ホーム上は人で溢れています。駅の案内放送で、「混雑のため駅の改札口につながるコンコースに下りることはできません。新宿寄りの連絡通路は利用することが可能です。コンコースはしばらくこの状況が続きます」という案内をしていました。中野駅から改札口を通って外に出られないということになります。中野駅は以前からダイヤ乱れがあるとこのような状況が発生しています。橋上駅舎を建設中です。
これだけ多く人身事故が発生する中央線に対して、JR東日本はどんな対策をとるのでしょう。国土交通省から指導を受けたとしても、「各駅のホームに警備員を配置します」といった小手先の対策をするのでしょうか。
中央線にホームドアを設置しないのはグリーン車増結により停車位置が変わるからではないか?
一部の中央総武線の駅にはホームドアがあるのに対して、中央線にはなぜホームドアがないのでしょうか? これから、ホームを延伸してグリーン車を増結するので、停車位置が変わるからホームドアを付けないのではないでしょうか? だとすれば、半導体不足や人手不足で設置できないというJR東日本の説明は嘘になります。安全よりも増収対策の方がJR東日本は大切なのでしょうか?
ホームドアの設置工事が必須なのではないかと思います。
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