エアコンに関して、「自動掃除機脳は不要」とする記事がアサ芸ビズに出ていました。日本のメーカーが販売している製品は品質管理が行き届いていて、故障することは滅多になくなってきましたが、やはり部品点数が増えると故障する確率が増えてしまうことは間違えありません。また、エアコンのフィルター掃除は面倒ではあるものの、フィルターの取り外しは極力簡単にできるように工夫されてきていますし、ダイソンなどのハンディクリーナーでゴミを吸い取ればさほどの手間もかかりません。
現在、コロナの基本機能しか付いていないエアコンを6年くらい各部屋で使っているのですが、確かに故障知らずで、しっかりと各部屋の冷暖房をしてくれています。もちろん、さらにフィルター詰まりの表示が出たらフィルターを掃除しているのですが、たいした手間ではありません。こちらで、コロナのエアコンをレポートしています。
自動掃除機能と聞くと便利なような気もしますが、値段のアップや故障の心配などを考えると、シンプルなエアコンの方が良いという記事の主張は納得できるものがあります。
自動掃除機脳はメーカーによって呼称は異なり、
- フィルター自動お掃除 ダイキン
- ステンレスフィルター自動お掃除/自動お掃除 日立製作所
- フィルターお掃除メカ 三菱電機
- フィルター自動清掃 三菱重工
- 自動お掃除機能 東芝
- フィルター自動おそうじ 富士通
- フィルターお掃除ロボット パナソニック(ナショナル・松下電器)
等の名前が付いています。記事によれば、自動掃除機能が付いているとメカが複雑になるので、業者にエアコンの掃除を依頼すると価格が1.5倍から2倍に跳ね上がってしまうこともあるようです。
エアコンのように基本機能が各社とも進化して差別化が難しくなってくると、どうしても付加機能を付けて価値を上げようという方向の競争になっていってしまいます。
例えば、床屋さんで言えば、カット以外のサービスを極力省略して安く早く散髪できるようにした、いわゆる1000円カットが人気を得て今に至っています。中古車買取のガリバーも、それまでの中古車売買のお店とは異なり買取りに専念して販売は行わずにオークションに流すというビジネスモデルでスタートしました。エアコンについても、極力の付加機能をカットして基本機能に徹するモデルの選択肢が増えても良いと思います。
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