中央道の渋滞ポイント「小仏トンネル上り」のトンネル増設工事が半分まで採掘完了

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 中央道の「渋滞ポイント」として悪名高いのが、神奈川県と東京都の県境にある「小仏トンネル」です。 週末の夕方以降は長野や山梨から東京方面に帰ってくる観光客などが集中して、小仏トンネルを先頭に長い渋滞ができてしまいます。

 渋滞ができる原因は、

  • 談合坂サービスエリアから東京方面に向かうと上野原インターチェンジで三車線から二車線に減少してしまうこと
  • 相模湖インターチェンジからしばらく進んだ陸橋の下からまた三車線になるものの小仏トンネルの手前で二車線に減少すること
  • 小仏トンネルの中は途中まで上り坂になっているので知らず知らずのうちに減速してしまうこと

が挙げられます。

 この渋滞を緩和するためにNEXCO中日本では現在の上り線トンネルの北側に新しいトンネルを採掘中です。

 小仏トンネルが増設されて、小仏トンネルの手前で三車線から二車線に絞ることなくトンネルを抜けることができれば、渋滞抑止のために一定の効果が期待できるはずです。

 気になる小仏トンネルの増設工事の状況ですが、「くるまのニュース」で状況を紹介してくれていました。トンネルについては、すでに全長2100メートルのうち1000メートルが採掘化済みとのことです。(今年の二月には神奈川県の東京都の県境まで到達済み)

 2021年3月にトンネル本体の工事に着手したばかりなのに、すでに半分近く掘り進んでいると聞くと完成するのが待ち遠しくなります。

 こちらのサイトでNEXCO中日本が工事中の写真を公開しています。

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 この写真を見ると、新小仏トンネル内部の工事、神奈川県側、東京都側の三車線化に必要な橋の工事などが進められていることが分かります。新トンネルの周辺では約5キロメートルにわたって三車線化させる予定です。(東京都側は八王子ジャンクションまで三車線化される)

 新小仏トンネルは二車線分の横幅が確保できる口径で採掘されていますが、通常は一車線だけが使用されます。トンネル前後が三車線なのでいたずらに車線を増やしたり減らしたりすることの減速や事故を発生させないためだと思います。

 それではなぜ二車線分の横幅のトンネルにしているかと言えば、現在のトンネルをメンテナンスで通行止めにするときは、新小仏トンネルを二車線で通行できるようにするためです。

 現時点でNEXCO中日本からは開通時期のアナウンスはありません。トンネル本体や前後の区間で工事が進み、おおよそ開通時期が見通せる時期になれば発表があると思います。まだ、数年先のことにはなってしまうとは思いますが、山梨県が近くなるのは本当に待ち遠しいです。

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