財務省が本日、2024年8月募集分の個人向け国債の発行条件を発表しました。この中で驚いたのは、変動10年の個人向け国債の利率(初回の利子の適用利率)が年率0.61% になったことです。前月(7月)募集分については0.72%でしたので、0.11ポイントのダウンです。(ダウンは5ヶ月ぶりです)
日銀は政策金利を0.25%程度に上げることを発表していましたし、これから先、金利は上がっていくものだと思っていたのですが、利率が下がったというのはとても意外です。
やはり、政策金利を0.25%程度に上げることを発表したあと、為替や日経平均株価が乱高下したことから、国債についても金利の付け方に慎重になっているのかもしれません。(もしかすると、投資信託や個別株式の保有はリスクが高いから個人向け国債に乗り換えよう!という人が増えると、さらに相場に穴が空くので、あえて個人向け国債の魅力を落としたのかも?)
同様に固定5年についても7月は年0.61%だったものが0.39%に激減、固定3年は年0.38%が0.28%に利率が減りました。
8月募集分は楽天証券も変動10年に対してキャンペーンを実施していて、例えば300万円分で変動10を購入すると4200円のプレゼントを貰えます。このキャンペーンを利用したい場合にはエントリーが必要なのでそこだけは注意が必要です。このキャンペーンと併用して変動10を購入しておこうかと少し考えています。(例えば、SMBC日興証券でもキャンペーンを実施しています)
日本の円を持っていることは危険だから米ドルにしておいたほうが良いというYouTube動画もありますが、国が傾くリスクよりも円高ドル安にふれるリスクの方が今は大きいと思うので、オルカンなどに投資している積立投資分を除いては個人向け国債が気になっています。
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