AERAdot.がJR東日本のみどりの窓口削減の影響が記事になっていました。8月上旬の正午過ぎに大宮駅のみどりの窓口で70人65分待ちになっていたというのです。
JR東日本は2021年に「2025年までに約7割のみどりの窓口を経費削減のために削減する」と発表されました。発表当時には440駅にあったみどりの窓口は2024年4月1日には半分以下になってしまっています。しかし、窓口の混雑について利用者から苦情が殺到するようになり、2024年5月にはみどりの窓口を削減する計画を一旦凍結、繁忙期には閉鎖した窓口を開いたり増設することを発表しました。
自動券売機の使い勝手
本当は各駅に設置された自動券売機で、みどりの窓口相当のことが簡単にできるようになれば良いのですが、JR東日本の切符の仕組みはいろいろな特例や制度があるのでJRの切符についてよく知らないとスムーズに購入することは厳しいです。
JR東日本の公式サイトに自動券売機の操作方法が体験できるシミュレータがあります。トップメニューは下記のようになっています。
- 指定席
- 新幹線/在来線
- 新幹線〜在来線のりつぎ購入
- 回数券等の座席指定
- 指定席の変更(座席未指定券への座席指定)
- 自由席
- 新幹線/在来線
- 新幹線〜在来線のりつぎ購入
- 新幹線自由席特急券の日付変更
- 乗換案内から購入
- 時間に合わせて目的地までの列車を提案
- おトクなきっぷ
- 乗車券・株主優待
- 定期券
- 新規/継続購入
- ネットde定期
- 大人の休日倶楽部・割引きっぷ
- きっぷの払いもどし
- インターネット予約の受け取り
- QRコードの読み取り
以前の自動券売機と比べたら、かなり使いやすくなったと思うのですが、最初にどのボタンにタッチするのか判別することは、かなり難しいのではないかと思います。
オブジェクト指向に徹して、自分がやりたいことを指定させて、手段(指定席、自由席、おトクなきっぷなど)の選択は後回しにした方が良いのかもしれません。
最初の画面は、「目的地を入力」させるか、「その他」のことをしたいのかの2択でも良いような気がします。
話せる券売機
私自身は使ったことがないのですが、話せる指定席券売機が一部の駅には設置されています。しかし、こちらは設置駅が少ない上にオペレーターに繋がるまでにかなり待たされる場合があると記事では紹介されています。リアルな窓口でさえ、数十人の待ち行列ができていることを考えると、繁忙期にオペレーターに直ぐにつながる状況にすることは難しいということは理解できます。センターで対応するようにすれば地域ごとの混雑の偏りを緩和して対応できるメリットがあることは間違えないので、こちらは設置駅およびオペレーターを増やすことはできないのでしょうか。
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