東京都の西側にあるJR青梅線の青梅駅前でビルの取り壊しなどが行われていましたが、こちらの再開発に関する報道がありました。地上14階建ての大型複合ビル(デュオヒルズ青梅ザファースト)が建設されます。建物の中には店舗や図書館のほか100戸を超える住宅が入るということなので、かなりの大きさであることが想定できます。
東京駅からは約50Km離れているものの、青梅駅始発の中央線直通電車で東京まで1本で行くことができるのは便利な点です。
反面、青梅駅周辺エリアは昭和レトロを売りにしていることもあって、とても寂れてしまっています。青梅駅を降りて少し歩けば直ぐに旧青梅街道がありますが、みち沿いにあるお店は古い商店が多いです。
その先は河岸段丘になっていて坂を降りていくと多摩川の方へと向かえます。千ヶ瀬というエリアで、新青梅街道沿いにスーパーマーケットなどはありますが、それよりも大きな商業施設はありません。
あとはスーパーマーケットは東青梅駅前になってしまうかもしれません。河辺駅まで行けば日帰り温泉施設も含めお店が増えます。イオンモールであれば、日の出か武蔵村山、大きなホームセンターであれば圏央道青梅インター付近のカインズまで行く感じになると思います。(カインズ方面にはベイシアなどのスーパーもあり便利です。しかし、青梅インターチェンジは、岩蔵街道の方まで行かなければいけないので、青梅駅からはかなり離れています)
もし、今回建設される青梅駅前の複合ビルに大きなスーパーマーケットが開店すれば人の賑わいが取り戻せるかもしれません。問題は駐車場のスペースをどの程度確保できるかにかかっていると思います。
実は東青梅駅前にもタワービル(東青梅センタービル)ができて、店舗と住宅、クリニックなどができました。今ではモスバーガーや歯医者さんなどがありますが空き店舗も目立ち、あまり人で賑わっているという状況ではないので、青梅の複合ビルについてもやはりどんなテナントを呼ぶことができるか、駐車スペースがどこまで確保できるかが大事だと思います。例えば、オーケーストアと広い駐車場があれば、たくさんのお客さんが来るかもしれません。
ところが報道によれば建物内に住民向けの60台分の機械式駐車場と、246台分の駐輪場が整備されるという記載にとどまっています。店舗への来客用の駐車場がないのだとするとかなり厳しい気がします。100戸を超える住宅に対して60台分の機械式駐車場だけだとすると、このエリアで買い物をするためには住民も厳しい気がします。
今後、店舗としてどこが出店するかなど、続報が気になるニュースでした。
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