ドコモのahamoが料金据え置きでデータ通信容量を20GBから30GBへ拡大

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NTTドコモが低価格のスマホ料金プランahamoでサービス内容の改善をすることを発表しました。具体的には料金はそのまま(月額税込2970円)で、データ通信容量が20GBから30GBへ増えます。新規加入者だけではなく、現在ahamoに契約中のユーザーも含めて、手続き無しでれなく適用されます。

さらにahamo大盛り、ahamoポイ活についても、データ通信容量が100GBから110GBへと拡大されます。

ahamoは政府からの要請と楽天モバイルの事業開始に伴い令和3年3月に提供開始された料金プランです。オンラインで自分で手続きをすることが前提で基本的には窓口での対応はしない代わりに値段が安くなっています。広告にはYOASOBIなどを起用して、主に若者向けに宣伝しています。

しかし、楽天モバイルの料金プランは20GBまで税込2178円でしたので、単にデータ通信容量の比較だけではahamoの方が800円弱高くなってしまっていました。楽天モバイルはデータ通信容量が20GBを超えても税込3278円で無制限でデータ通信が利用できるのも魅力です。

さらには、楽天モバイルでは家族プランなどの割引も始めたので、さらに価格的な優位性が増した感があります。

楽天モバイルはRakuten Linkというアプリを使うと国内通話も無料(ahamoは一回あたり5分以内の通話は無料)など、サービス面ではahamoの方が劣っているように見えます。しかし、NTTドコモが今まで築いてきた携帯電話回線網を使えることは魅力と言えるでしょう。

楽天モバイルも基地局の増設やプラチナバンド対応基地局の拡大を行っているので、徐々にエリア的な不満も解消しつつあります。最近、楽天モバイルが急速に加入者を増やしているので、NTTドコモも今回のプラン内容改善にあたっては危機感を持っていたのだと思います。

ただ、正直、一般のスマホ利用者は月間で20GB使えれば十分だという人も多いです。動画をたくさん見る人は20GBから30GBに増えると安心感があるので、顧客離れを食い止める策として有効だと思いますが、楽天モバイルとahamoのどちらにするか考えている人への訴求力は未知数です。今後の契約者数の推移が気になるところです。

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