古いドアホン(NAIS WQS500W)の故障と新機種への交換方法

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先日、台風10号の影響による大雨が過ぎ去ったあと、郵便屋さんが小包を配達してくれました。ドアホンを通じてピンポンという音や郵便屋さんの声は聞こえますし、郵便屋さんの顔もモニターで確認できるのですが、こちらの声が郵便屋さんには届かないようです。雨による影響なのか、ドアホンが故障してしまったようです。

このドアホンは20年ほど前の機種で、NAIS WQS500Wという名前のようです。調べてみると、ナショナルの製品でした。モニターは白黒ですが十分に実用的な機種でした。この機種から簡単に交換できる後継機種はあるのかな?と思いつつ、ネットで情報を探してみると、いくつかページがヒットしました。交換については下記の2機種の実績があるようです。

ただ、交換自体は簡単にポイ付けできるようなものではなく、台座の交換や電源ケーブル、通信線の繋ぎ変えも必要です。特に現在使っているNAIS WQS500Wについては電源ケーブルが直結されているので、100Vの電源ケーブルについては電気工事士の資格を持っていなければ触ることができません。

今回はネットで実績が紹介されていた、VL-SWE210KLAを楽天市場で購入しました。

室内に置く親機、外に設置する子機のほかに、ワイヤレスで使うことができる子機が付いてきます。例えば、子機を二階で使うのも便利そうです。

こちらがもともと使っていたドアホン、NAIS WQS500Wです。もう、二十年の歳月が流れているので、黄ばんでしまっています。もともとの色はどんな色だったのか思い出せません。

こちらが、新しく購入したPanasonicのVL-MWE210です。

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親機の取り外しと電源コードの取り外し

NAIS WQS500Wの室内機本体は持ち上げると簡単に壁の台座から外れます。裏側はこんな感じになっています。

上が100Vの電源が直結されている部分、真ん中が玄関先のドアホンにつながっている信号線です。

ブレーカーを落として電気が供給されない状態にして、電源コードについては外してしまいました。銅線部分は危険なのでビニールテープでぐるぐる巻きにして、ショート(短絡)しないようにしました。

玄関先子機の交換

続いて、玄関先子機の交換をしました。台座から取り外すのは簡単だったのですが、台座を門柱から外すときにハマりました。

台座と門柱はネジで固定されていたのですが、ネジが錆びてしまっていて、プラスドライバーで回そうとしても舐めてしまってネジが外れません。悪戦苦闘していると、1本はネジの頭の部分だけがとれてしまいました。もう1本のネジは外すこともできませんでした。

もはや元のネジ穴を再利用することはできなくなってしまいました。仕方がないので、台座はプラスチックを折りながら無理矢理、門柱から外してしまい、新しい台座は外れなかったネジと干渉しないように、位置をずらして取り付けることにします。ネジ穴は新しく開けることにしました。

ネジは3.8mm×20mmの付属木ネジを使いました。

門柱に穴を開けるのは、ドリルがなかったので、ネジ自身を締め付けながら穴を掘りました。比較的柔らかい素材の門柱の石の素材でしたので、これでなんとかなりましたが、もっと硬い石の場合はドリルが必要だと思います。

さらに問題は門柱にねじ込んだはずのネジが簡単に抜けてしまいます。門柱の素材が脆いためにうまくネジ穴が掘れていないようです。そこで石膏ボードやコンクリートにネジ止めするための秘密兵器をホームセンターで買ってきました。

こちらのアダプターを穴の中に入れて、その上でネジを締め付けていけば、しっかりと固定されます。

台座が固定されれば、あとは子機の裏側にある端子に信号線を固定して、台座に取り付けるだけです。下記の裏側はこんな感じになっています。

もしも、信号線の端子に100Vの電源を供給すると破損しますので、十分に注意が必要です。

親機の交換

WQS500Wから信号線を取り外して、新しいドアホン親機の台座を壁に取り付けます。穴の位置は同じでしたので、そのまま再利用できました。

こちらが、VL-MWE210の裏面です。右側の玄関子機と書かれているところに信号線を取り付けました。

電源については直結にはせずに、もともと付いていた電源ケーブルを利用しました。コンセントに繋げる形になります。

試運転

親機を取り付けてコンセントをつなげれば準備完了、親機の日付設定などをして、玄関子機とつなげてみました。画面のサイズは大きくはないですが、カラー液晶になったので、とってもきれいです。外を視認しやすくなりました。Wireless子機はバッテリーを入れて電源を入れてみると、特に初期設定していないのに繋がってしまいました。

前の機種にはなかった録画機能もついているので、機能を確かめていきます。

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