NHKがインターネット配信のみを利用して視聴する場合の視聴料を月1100円へ

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 最近、テレビの受信機をおかない世帯が増えています。otalabの調査によればZ世代の1/4以上が家にテレビが無いとアンケートに回答しています。(Z世代の4分の1以上が『家にテレビを置いていない』テレビで地上波を視聴する時代はもう終わり?

 そんな時代の変化を受けて、NHKではテレビを持たずにネット配信のみを利用する場合の受信料を検討していましたが、2024年度~2026年度の中期経営計画の修正案に現在の地上波のみを見られる契約と同じ税込月額1100円にすることが産経新聞などで報じられていました。

NHKドーモ君

 現在、NHKではNHKプラスを使ってインターネットで見逃し配信などを行っています。従来はネット業務は放送を補完する業務という位置づけにしていましたが、5月にはネット業務を放送と同様の必須業務に格上げすることが改正放送法で成立しています。

 BS放送のネット配信については権利処理やプロスポーツ番組を配信するときの費用の問題で、ネット配信を当面見送ることを表明していました。従って、地上波とネット配信はコンテンツの内容的には同等のサービスになるということなのでしょう。このことから、ネット配信の利用料は地上波と同額の月額税込1100円という結果になったのだと思います。

 インターネットでNHKを視聴する場合は、すでに受信料を払っている場合はそのままネット配信で番組を見ることができます。現在でもNHKプラスをインストールして視聴可能にするためには、契約情報を入力しなければいけません。

 もしも、NHKと契約をしていない場合は、ネット配信を利用するために新設されるサービスと契約する必要があります。

 テレビの場合は、テレビを持っているだけでNHKとの契約を迫られてしまうという不合理がありましたが、ネット配信の場合はスマホやパソコンを持っているだけではNHKとの契約を求められることはありません。あくまでも、NHKのネット配信を見るためには認証が必要なためです。この点ではテレビ放送と比較して、とても合理的になったと思います。

 ただ、Amazonプライム、ネットフリックス、Hulu、YouTubeなど、コンテンツ配信サービスは数多くあり、それぞれで魅力的なコンテンツを多く配信していますので、NHKがテレビは持たずにネット配信だけを利用する契約者をどこまで増やすことができるかはまったくの未知数です。

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