NHK朝の連続テレビ小説「花子とアン」を再放送で鑑賞中(山梨のロケ地巡り)

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 NHK朝の連続テレビ小説「花子とアン」を民放のBS、BS12(トウェルビ)で月曜日の夜に再放送しています。2014年度上半期にNHKで放送された作品ですので、およそ10年経過していることになります。

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花子とアンの出演者とストーリー

 主演は吉高由里子さんです。仲間由紀恵さんや伊原剛志さん、室井滋さんなど素晴らしい俳優の皆さんも出演しています。「赤毛のアン」翻訳者の村岡花子の明治・大正・昭和にわたる波乱万丈の半生を描く作品です。村岡花子の孫の方が書いた「アンのゆりかご 村岡花子の生涯」という作品を原案にして脚本家の中園ミホさんが書き下ろした脚本が元になったフィクションです。

NHK朝の連続テレビ小説 花子とアン

 花子は山梨県の貧しい家に生まれ、東京の女学校へと進んで英語を学びます。まず驚いたのは山梨県における貧しい暮らしの様子です。特に山梨の方言が強烈に描かれていました。「〜〜ずら」は聞いたことがありましたが、「こぴっと」という言葉、今まで聞いたことがありません。響きがなんとなく可愛らしいところも気になります。「こぴっと頑張れし!」という感じで使われていました。

 調べてみると、背筋が伸びるような励ましの言葉、つまり「しっかりしなさい」のもう少し心を込めたような言い回しなのかもしれません。

 他にも「てっ!」、「いっけし」など、なんとなくは前後の言葉からは想像がつくもののユニークな言い回しが多いです。

 東京の女学校時代の話しは、強烈で規律に厳しいブラックバーン校長、仲間由紀恵さんが演じる葉山蓮子との出会いなど、本当にこのまま女学校でうまくやっていけるのか不安になるようなエピソードが多く描かれていました。まだまだ途中までしか見ることができていないので、続きを楽しみにしたいと思っています。

甲府市と韮崎市のロケに使われた場所巡り

 また、花子の生家もわざわざ山梨県のロケ用のセットを作ったということなので、NHKの力の入れ方には驚いてしまいます。ということで、甲府市郊外の花子とアンのロケ地に行ってみました。

花子とアン生家のロケ地

今回は車で行ったのですが、目的地まであと300メートルほどのところで急に道が狭くなって車では行くのは厳しくなりました。特に周囲に駐車場があるわけではなく、車を停めるのにも困るような場所です。クルマで行くのはお勧めできません。坂を登るのが大変ですが自転車などの方がいいかもしれません。

もう、放送から10年も経つので、すでにロケセットはこちらにはありません。建物が建っていたであろう場所を見ることができます。

実はここに建っていた農家のセットは韮崎市歴史民俗資料館に移設されています。そこで、韮崎市歴史民俗資料館にも行ってみました。

韮崎市民俗資料館

ナビに従って韮崎市民俗資料館へと行ってみました。資料館の建物の裏手に回り込むと、花子とアンに関するロケセットなどがあります。

こちらが生家です。少し離れて見ると本当に昔の農家という雰囲気がよく出ているのですが、近くで触ってみると、おやっと思う部分もあったりします。

こちらが地域の教会としてロケーション撮影が行なわれた旧小野家蔵屋敷(韮崎宿豪商の蔵座敷)です。小野家は富士身延鉄道(現在のJR身延線)を創設した小野金六氏の生家です。

小野家は韮崎本町通りの商家で屋号を富屋と称していました。酒造業を営んでいたそうです。座敷は書院様式で床の間、違い棚、付書院を備えていて接客と主人の居間として使われていました。

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