衆院選は開票作業が行われていますが、すでに期日前投票や今日の投票における出口調査の結果などによって、相当数の当確が出ています。日経新聞のウェブサイトでは午後9時15分の時点で与党が93議席、野党が84議席の当確が出ています。NHKでは与党126議席、野党147議席とかなり与党不利の当確を出しています。
もしも、与党が過半数割れとなった場合には、政局の不安が続くことが想定されて、月曜日の日経平均が大きく下げるのではないか?、ブラックマンデーの再来かという予想もありますが、逆に与党の過半数割れは織り込み済み、悪材料の出尽くしで日経平均は上がるのではないかという意見も一部であるようです。
過去の傾向を調べてみると、2009年に旧民主党大勝で政権交代が発生したときは解散から投開票までの騰落率が12.1%のプラス、2012年に自民党圧勝で政権を奪還した時は10.3%のプラスと、それなりの政治の混乱が想定されるときにも大きくプラスになっていることはとても意外です。
しかし、今回は衆議院での審議自体が混乱して何も決まらなくなる恐れもあるので、株価への影響が未知数です。
月曜日の朝8時から先物が見えるようになるので、どんな様子になるのか観察してみたいと思います。
【2024/10/28追記】
現時点での報道では全面安になるという予想です。日経平均のレンジでは3万7000円から3万7800円が想定されているので、数百円から1000円の下落でしょうか。まもなく、東証での取引が始まります。日経平均の先物は-370円でした。
【追記】
寄り付きではマイナスでスタートした日経平均でしたが、その後は急上昇して、午前9時台には前週末終値(3万7913円92銭)に比べて700円超上昇する局面もありました。「選挙は買い」のジンクスを裏付けた格好になっているようです。値動きは不安定なので、これからの推移にも注目です。
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