主に東京の竹芝桟橋と伊豆七島を結ぶ定期旅客船を運行している東海汽船が、竹芝と静岡県の下田を結ぶ航路を11月18日と19日にトライアル就航させることを発表しました。距離は約160Km離れていますが高速ジェット船を使うことで約2時間10分で結びます。ちなみに、東京駅から伊豆急下田駅まで新幹線と伊東線、伊豆急行線を乗り継いでいくと約3時間必要なので、ジェット船で行った方が1時間も早く着くことになります。
車で行く場合も伊豆半島内は高速道路がないので、どうしても下田まで行くとなると時間がかかってしまいます。
今回は東京とは陸続きの伊豆半島を結ぶ航路ですが、これだけの時間短縮効果があれば需要はあるのかもしれません。今回、各マスコミで報道されていましたが、今後、伊豆下田に関心を持っている人にいかにこの情報が届くかが需要喚起の勝負かと思います。
この航路は2005年以来ということなので、運航実績は過去にもあるようです。そのとき、どの程度の需要があったのかは調べられませんでした。2024年6月に東京と西伊豆の松崎を結ぶ特別クルーズが好評で下田便も就航してほしいという要望があったということなので、これが発端で今回の運航が決まったのかもしれません。
2日間とも東京竹芝桟橋の出港時間は午前8時50分、下田出港は13時50分です。料金は片道7500円です。下田港については神新汽船が伊豆諸島との間でフェリーを運航しています。(神新汽船の主要株主は東海汽船です)
高速ジェット船を使った季節航路は、すでに東京と千葉の館山を結ぶ航路があります。2月と3月のイチゴと花の季節に運航されているということです。
高速ジェット船を使った旅行、なかなか面白いかもしれません。
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