東京都青梅市にあった明星大学のキャンパスは徐々に学部が移転していってしまったために閑散としてしまっていたのですが、2024年1月に発生した能登半島地震で被害を受けた日本航空高等学校の石川キャンパスがこちらに移転したことで、キャンパスに賑わいを取り戻しました。現在、学生・生徒、教職員合わせて約800人が青梅市に滞在しています。日本航空学園のことを何も知らなかったのですが、建学92年もの歴史がある学校で、新千歳、石川、山梨にキャンパスがあります。航空関係の技術者の育成がメインかと思っていたのですが、ほかにも芸術コースなど多彩な教育をしています。
今年の明星学苑のプレスリリースを見ていると、3月3日付で日本航空学園に青梅校を無償供与することを発表しています。日本航空学園の理事長をはじめとして多くの教職員の方が明星大学の卒業生であったという縁もあったようです。
2024年11月16日(土曜日)および17日(日曜日)に青梅キャンパスでアカデミーフェスティバルを実施していたので、クルマで行ってみました。開催時間は両日ともに午前9時から午後4時までです。
青梅キャンパスがあるのは青梅市からあきる野市にぬける秋川街道の山の中腹にポツンとキャンパスがあるような場所です。アカデミーフェスティバル期間中はJR青梅線の河辺駅からシャトルバスが運転されていました。(午前8時半から30分単位)
学内には何箇所かに駐車場があります。明星大学の時代も学生にはクルマ通学を許していたのだと思います。駐車場に停まっているクルマのナンバーを見ると、石川県のほか全国各地のナンバーがあります。きっと生徒・学生の親御さんたちも多く来園しているのでしょう。
キャンパスも非常に広いので、キャンパス内も別にシャトルバスが運転されています。一般客が駐車する駐車場からイベント会場までは坂道を登って10分弱の距離ということでしたので、構内のシャトルバスを使わせてもらいました。
会場は何箇所かに分かれています。シャトルバスを降りて、最初に校舎の方へと歩いてみました。こちらが東京都青梅キャンパスの案内図です。
今まで、日本航空学園は一時的に青梅に移転したのかと思っていたのですが、キャンパスの入口や構内地図などを全て自校仕様のしっかりとしたものに作り変えていたので、もしかするとこのままかなりの期間は使い続けるのかもしれません。校舎などはまだまだ老朽化していないので、確かに十分に使い続けることができそうです。
こちらがアカデミーフェスティバルのポスターです。
こちらでは学園の案内や模擬テストなどを実施していました。(土曜日にはオープンキャンパスも行われていました)
キャビンアテンダント・グランドスタッフ体験も行われています。
こちらはパラモーター体験です。
一階ではホンダジェットの開発風洞モデルの展示が行われています。二階では3次元設計体験、LINEトレースカーで遊ぼう、モデルロケットを作って飛ばす、二重振り子の不思議な動きといった展示があります。三階ではドローン体験、おもしろ液体実験が行われています。
建物の中では飛行機が展示されています。
こちらは高校の校舎です。
グラウンドではヘリコプターの乗車体験が行われていました。
続いて、体育館に行ってきました。ステージでは時間を区切って各種のイベントが開催されています。
こちらのステージで演じられた日本航空石川ダンスカンパニーの公演模様はYouTubeにもアップロードされていました。
売店をのぞいてみると、日本航空学園オリジナルグッズも多数販売されていました。
こちらも日本航空学園オリジナルグッズです。
マグカップなどもあります。
体育館の前のエリアでは学生生徒模擬店・飲食スペース、青梅市周辺物産販売、輪島朝市・穴水物産販売などがあります。学生生徒が運営している店舗では、金券かPayPayカードのみが利用可能です。
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