西暦2000年の1月から3月にかけて東芝日曜劇場の枠で放送されたドラマ「Beautiful Life」を動画配信サービスのU-NEXTで視聴しました。西暦2000年頃と言えば仕事がとても忙しい時期でとてもドラマを見ている暇などが無かった時期です。ビューティフルライフは地上波で再放送される機会もなく見ることができないでいました。四半世紀が経ち好きな時に好きなドラマが見られるようになったことには驚くばかりです。
このドラマは木村拓哉が演じる美容師の男性(沖島柊二)と常盤貴子が演じる車椅子生活の図書館司書(町田杏子)の恋愛を描いた作品です。
まず驚いたのは、第一話で登場する常盤貴子の髪型です。まるで鳥の巣のようにかかったパーマが強烈です。それが、カットモデルとして木村拓哉演じる美容師の手にかかり、とっても綺麗に変身するシーンがとても印象的でした。
杏子は17歳のときに病気で車椅子生活になったということは明かされます。ただ、杏子の様子を見ていると、もうすっかりと元気になっていると思っていました。
しかし、第7話になって免疫不全で13/43の確率で悪くなる可能性があり死んでしまうこともあると杏子のお母さんから明かされます。13/43という確率がとっても微妙な数字です。ここから最終回にかけて波乱の展開が予想される数字でもあります。第8話では2人が仲直りをして赤い靴をはじめて杏子がはくシーンで終わりますが、「これが赤い靴を履くのは最後になった」というナレーションが流れ最終回に続きます。第九話では杏子の定期検査で病状の悪化が見つかり本人にお兄さんの口から告げられます。杏子は命を断つために車に乗って湖の辺りに行きますが柊二に助けられます。第10話では再検査で即入院と決まりますが、病院を抜け出して柊二の家に行きます。
最終回では杏子の病状が悪化、柊二が出演するショーに一時退院した杏子がなんとか向かいましたが、柊二がステージに上がったときには杏子は席にいなかったという流れでストーリーが進みます。想定していたストーリーとはまったく異なる展開でした。
当時、最終回の視聴率が41.3%にまで上がったことがよくわかる展開でした。平成の民放連続ドラマで視聴率が40%を超えたのはこの作品が初めてです。いつでも好きなときにドラマを観られるようになった最近ではこんな数字の視聴率は見たことがありません。
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