先日、楽天証券にログインしたところ、iGrowというバナー広告が目にとまりました。楽天証券がどこかの投資顧問と提携して新しい商品の取り扱いを始めたのかな?と思いつつよく見るとスマホのアプリケーションのようです。
最近、配当の管理が面倒くさいと思っていたので、何か役に立つかもしれないと興味をもってバナーをクリックして詳細な情報を読んでみました。
iGrowアプリとは?
このアプリケーションの目的は資産づくりのお手伝い、投資がはじめての人でも使いやすく安心した資産づくりが可能になると紹介されていました。楽天証券のオリジナルアプリです。楽天証券のiSpeedに似たような機能を付ければ良いとは思っていたのですが、独立したアプリを開発したようです。
このアプリでできることは以下のとおりです。
- NISAを含む投資信託の購入・積立設定
- 保有商品管理が完結
- 楽天証券の全取扱商品と楽天銀行預金残高
- 「楽天ポイント」の資産推移の確認
- SNS感覚で情報収集ができる機能
- 楽天証券経済研究所
- 楽天証券各サービス担当者
- ロイター配信のニュース
将来的な構想としては、
- NISA成長投資枠でも購入可能な国内外株式の取引機能を追加
とされていました。単なる資産管理アプリではなく、取引機能まで設けているようです。
この、「iGrow」は、楽天証券の口座を持っていれば全機能が使えます。楽天証券の口座を持っていない場合には一部の機能の無料で利用できます。
iGrowアプリをインストールして使用してみた
実際にiGrowアプリをインストールして使ってみました。楽天証券のIDとパスワードがあればログインできます。楽天証券の取引アプリのiSpeedと同様に二段階認証の仕組みはありません。ウェブからログインするときには二段階認証を求めるのに、アプリからログインするときには二段階認証が要求されない理由はセキュリティ的な観点でどんな意味があるのか正直よくわかりません。犯人がアプリをインストールしてログインを試行すればウェブからと同様のリスクが存在するようにも思えます。楽天家計簿は楽天証券で二段階認証を設定しているとログインができないという、これまた謎の仕様だったのですが、今一つ楽天グループ全体でセキュリティに対する考え方が統一されていないようにも感じます。
こちらが楽天家計簿のレポートです。
ログインしてみると、確かに楽天証券の日本株式、米国株式、投資信託、楽ラップ、日本債券、米国債券などのポートフォリオの状況を知ることができました。しかし、配当や分配金がどの程度もらえるのかは知ることができず、iSpeedで得られる情報と大きな違いは感じられませんでした。
とすると、あまりインストールしておく意味が感じられなかったので、現在はiGrowをアンインストールしています。また、今後の機能追加を通して有用な機能が実装されたときに、また試用してみます。
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