井の頭恩賜公園開園100周年記念の映画「PARKS(パークス)」を鑑賞

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2017年5月に井の頭恩賜公園は100周年を迎えましたが、それを記念して作られた映画「PARKS(パークス)」を観る機会が有りました。この映画は多くの映画館で上映されるようなことはなかったので、当時あまり話題になることはありませんでしたが気になる映画ではありました。出演は、橋本愛、永野芽郁、佐野史郎と豪華な布陣です。ロケ地は井の頭恩賜公園や吉祥寺、見慣れた風景が広がっていました。

井の頭公園のそばに建つアパートに住んでいる橋本愛演じる純の部屋に見知らぬ高校生の永野芽郁演じるハルが訪ねてきます。ハルの父親は先月亡くなりましたが、父が昔付き合っていた石橋静河演じる佐知子の手紙を読み、その住所を頼りにして吉祥寺の純の部屋までやってきたことを明かします。

ここからは、佐知子を探すことになります。純とハルは純が借りている部屋の不動産屋を通して大家の住所を教えてもらい、大家から佐知子の住所を突き止めます。

そして、佐知子の家に行ってみるとすでに脳梗塞でなくなっていることが分かりました。そこで知り合った孫のトキオから、遺品の中にオープンリールテープがあったことを聞きます。(オープンリールテープのことは佐知子の手紙の中にも出てきていたので、多分関係があるのだろうと予感させます)

その、オープンリールテープを聞くと、若い頃の父親と佐知子の歌声が流れてきました。しかし、そのオープンリールテープは傷んでおり、途中までしか聞くことができませんでした。そんな1960年代の曲を2017年に甦させる取り組みが映画の中で描かれていきます。

全体的に爽やかな感じでストーリーが進んでいきます。橋本愛さんの歌を聞くのもNHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」以来かもしれません。映画の中がチャプターに分かれていて、チャプターごとにタイトルが付いているのも興味深かったです。井の頭公園の100周年という大きな節目をこのようにオリジナル映画として残すという取り組みも面白いと思います。面白い映画だったので、もっとたくさんの人に知ってもらって良い作品だと思いました。

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