最近、米国株式や債券は円安傾向が続いていて購入するのが少し怖いですし、国内の株式も高めの水準を維持しているので値を下げてしまうのがとても怖いです。日本の国債や社債も利回りを見ると魅力的に感じないので、少しREIT(リート)の存在が気になっています。REITとは、投資家から集めたお金を不動産に投資し、賃貸収入や売却益を投資家に分配する不動産投資信託のことです。投資先は「オフィスビル」や「商業施設」「マンション」「ホテル・リゾート施設」など多岐にわたります。もともとは米国で生まれたので、日本のREITはJ-REITとも呼ばれています。
J-REITはここのところ価格がとても下がっている(=利回りが良くなっている)ところが気になっている要因です。利回り3%から6%くらいの投資信託がいくつもあります。これだけ利回りが良くなっても価格が下がり続けているのは、オフィスなどの空室率、他の魅力的なアセットクラスへの資金の移動などの原因があるのでしょう。
とはいえ、この利回りはとても魅力的で、為替の影響も受けないので、少しJ-REITの銘柄を購入しておくことにしました。今までは、eMAXIS slimの8資産均等型などのバランスファンドで間接的にREITに投資している状態でしたが、直接投資をすることは初めての経験です。ETFで下記の銘柄を1単元ずつ勉強のために購入しました。
- 1660 MAXIS高利回りJリート上場投信
- 210A iFreeETF 日経高利回りREIT指数
- 3269 アドバンス・レジデンス投資法人投資証券
- 3292 イオンリート投資法人投資証券
- 3472 日本ホテル&レジデンシャル投資法人投資証券
- 8953 日本都市ファンド投資法人投資証券
為替の影響は考える必要が少ない(一部に海外の不動産に投資しているファンドもある)反面、大きなリスクは、猛威をふるった新型コロナウイルスの流行や不況による不動産市場の低迷、大きな災害による不動産への影響、今後の日本における政策金利の上昇がREITに対してどのような悪影響を与えるかといったところでしょうか。卵は一つの籠に盛るなという格言があります。今は日本株式は絶好調なのにJ-REITは絶不調で相関性が崩れていますが、本当であれば景気が良いときには株価も不動産価格も両方とも上がっていくので相関性が高いアセットクラスなのではないかも思います。その場合、J-REITを購入した効果は薄いのかもしれません。
不動産市況については全く勉強が足らないので、上記の値動きを観察しながら不動産市況のことを勉強しようと思います。
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