土曜日の夕方、「ところざわサクラタウンにある角川武蔵野ミュージアム」で、2024年7月20日から開催されているモネ・イマーシブジャーニー僕が見た光を鑑賞してきました。先日、上野の国立西洋美術館で企画展「モネ 睡蓮のとき」を観てきたばかりですが、それに続いてのクロード・モネ(1840-1926)の展覧会です。
サクラタウンの駐車場
今回はところざわサクラタウンへはクルマでアクセスしました。もし公共交通機関で行く場合は東所沢駅から徒歩(約10分)で行く形になります。クルマで行った場合は駐車場は第一駐車場から第三駐車場までの3箇所があります。第一駐車場はサクラタウンの構内にあるのでアクセスが一番楽ですが、24時間最大料金が800円、第二駐車場と第三駐車場は数分歩くことになりますが、24時間最大料金が600円になっています。第一駐車場は満車だったので、第三駐車場にクルマを停めました。
チケット
チケットは午後3時から入場できるイブニングチケットを購入しました。モネ イマーシブ・ジャーニーを見ることができるチケットは以下の3種類です。料金は土日祝日のものです。
- KCM 1DAYパスポート 大人3500円
- KCMイブニングパスポート 大人2800円
- モネ イマーシブ・ジャーニー僕が見た光 大人2500円
上の2つは、モネ展のほかに本棚劇場、マンガ・ラノベ図書館、エディットタウン、荒俣秘宝館、本棚劇場、武蔵野回廊、武蔵野ギャラリーを見ることができます。
2020年の紅白歌合戦でYOASOBIが夜に駆けるを歌った本棚劇場は見ておきたかったので、今回はイブニングパスポートを選択しました。午後3時から閉館時間の午後6時までの3時間楽しめます。
3時間で時間が足りるかどうか不安でしたが、結果から見ると、書籍などをじっくり読まない楽しみ方であれば3時間で大丈夫でした。逆に書籍やコミックをじっくりと読みたいという場合はイブニングパスポートは避けたほうが良いかもしれません。
モネ・イマーシブジャーニー
最初に一階でモネ イマーシブ・ジャーニーを鑑賞しました。エレベーターを降りて廊下を歩くと最初に目に飛び込んでくるのはジベルニーにあるモネの庭のような空間です。こちらは無料エリアなのでチケットを持っていなくても楽しめます。
白い日傘を持って太鼓橋の上で記念写真を撮影するとよいでしょう。
続いて、チケットを見せて入るエリアになります。
最初に導入として印象派に関する説明があります。
第一回印象派展の開催です。
1874のグループ展(いわゆる印象派展)に出展した「印象、日の出」は評論家などから「単に印象に過ぎない」という酷評を逆手に取って、自分たちを印象派と名乗りました。
モネが亡くなるまでの約五十年にも及ぶ時間を過ごしたジヴェルニーの庭が紹介されています。
そして、黒い幕があるところから広い部屋へと入ります。ここでは約30分間の映像作品が繰り返し上映されています。従って、毎時00分と30分が開始タイミングです。
この広い部屋は前後左右の壁、柱が全てスクリーンになっています。従って、作品を鑑賞するときには壁にもたれかからないようにと説明を受けました。
床の上にはビーズクッションがあったり、ハンモックが吊り下げられていたりするので、思い思いに映像を鑑賞できます。
モネの作品が周囲全面に映し出されるので大変に迫力があり没入感を感じます。また、優雅な曲がかけられるので、リラックスすることができます。
こちらは戸外の人物習作(左向き)です。
さらに、映像の中の人物や木の枝が動いていたりします。今はAIの力を借りれば同じことができますが、それでも迫力が出てくるところが面白いです。
やがて、ジヴェルニーの池に浮かぶ睡蓮の絵が現れます。
睡蓮の絵から花の絵、そしてモネが影響を受けた日本の浮世絵の紹介へと移っていきます。
こちらは、ラ・ジャポネーズです。妻カミーユに日本の着物を着せて、フランス国旗の青・白・赤の扇を持たせた作品です。
会場から出ると、印象派展の変遷を知ることができる廊下、そして印象派の絵が飾られている部屋へと出ます。
とても見応えがあるイベントでとても良かったです。
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