今日は朝から大きいニュースが報道されていました。業績が低迷している日産自動車とホンダが経営統合に向けて協議に入ったというニュースです。最初に日経新聞が速報したあと、NHKニュースでも取り上げていました。もしもこの統合が実現すれば世界で第三位の自動車会社グループができることになります。両社は持ち株会社を作り、それぞれの会社が傘下に入る方向で検討が進められるとのことです。現在、日産自動車の傘下に入っている三菱自動車がどうなるのか気になるところです。
ホンダと日産自動車は今年の3月にクルマの電動化などの包括的な協業に向けた検討を開始し、さらには8月に車載OSなどのソフトウェアの開発や電気自動車で部品の共通化を進めることで合意するなど、少しづつ提携の範囲を拡大していました。
日本では少子高齢化および人口減少によってクルマの需要が落ち込んていき、世界的に見ても新興の電気自動車メーカーの出現や自動運転技術における技術の凌ぎ合いなど、自動車業界を取り巻く環境はますます大きく変化しています。昔の大手都市銀行が合併を繰り返していったように、自動車会社大手で経営統合が進むのは必然的だったのかもしれません。
世界での自動車販売台数は、ホンダが、398万台、日産自動車が337万台と報じられています。 日産自動車が業績不振に陥っていますが、販売台数で見ると意外と日産自動車も健闘していることが意外でした。
一方で日産自動車にはルノーが資本参加していたと思うのですが、今回の報道ではルノーがどうするのかは確認できませんでした。こちらも気になります。
今回の報道を受けて2024年12月18日の日産自動車の株価はストップ高の水準で寄り付く気配です。日産自動車は株価が低迷していたのでこの安値水準で購入していた場合は大きな利益につながる可能性があります。一方で本田技研工業は前場が始まる前の気配値の状態では大きくは動いていません。こちらの株価の動きも気になるところです。
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