WordPress5.2のアップデートに伴って、サイトヘルスという機能が新たに追加されました。これによって、サイトのセキュリティ状態やパフォーマンス状態をチェックできるようになりました。
サイトヘルス機能は「WordPress管理画面」>「ツール」>「サイトヘルス」から見ることができます。
自分のサイトの状態をチェックして、何を改善したらいいか具体的に教えてくれます。例えば、あるサイトでサイトヘルスをチェックした結果がこちらになります。
比較的良好な結果だと思うのですが、おすすめの改善事項として以下のものが挙げられています。
- 永続オブジェクトキャッシュを使用してください
- Your WP Statistics settings are not privacy-compliant.Please update your settings
- ページキャッシュ検出されませんでしたが、サーバーのレスポンスは良好です
- メールドメインの問題が検出されました
この中で、特に対応が難しかったのが、「永続オブジェクトキャッシュを使用してください」という改善事項です。どのレンタルサーバー会社を使っているかなどの諸条件によって、対策も変わってきます。
さくらインターネットで運営しているブログでは、Powered Cacheというプラグインを使うことにより解決しました。このプラグインはページキャッシュを備えているほか、下記のようにオブジェクトキャッシュもApcuを選択することにより有効になります。(さくらインターネットはApcuが対応している)
当初は「APCu Manager」で厳しい状況になったので、現在は「Powered Cache」で落ち着きました。
- 永続オブジェクトキャッシュ使用のため「APCu Manager」導入で怖い事態になったので直ぐ削除
- APCuにも対応したWordPressのページキャッシュプラグイン「Powered Cache」が効果大
このようにして地道に「おすすめの改善」を潰していくと最終的には下記のように「すばらしい!」というニコニコ表示になりました。
とは言っても、サイトヘルスで問題が無くなっても、WordPressで構築したサイトが完全に安全、満足できる状態になったわけではありません。サイトを攻撃する犯人の手口の巧妙化等により、更なる対策も進めています。
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