昨日、米国S&P500指数の先物の数字を見てみると、大きく値を下げていたので、何かの経済指数で悪いものが出たのか?と思い調べてみると、中国製AIの影響であることを知り、とても驚かされました。日本時間の1月20日に登場した大規模言語モデル「DeepSeek-R1」に注目が集まっています。
何がそんなに凄いのか、ブラウザ(edge)に標準で付いているAI(Copirot)にDeepSeekのことを聞いてみました。すると、下記のように教えてくれました。
自分:deepseekは使いやすいですか
Copilot:DeepSeekは、使いやすさと高性能を兼ね備えたAIツールとして評価されています。以下の点が特に使いやすいとされています¹²:
- 多様な利用方法: Webチャット、API、ローカル環境など、複数の方法で利用可能です。これにより、初心者からエキスパートまで幅広いユーザーが自分のニーズに合わせて使えます。
- コスト効率: 他のAIサービスと比較して、トークンあたりの利用料金が大幅に安いです。例えば、DeepSeek-V3の料金は1M(100万)トークンあたり約\$0.27と、非常にリーズナブルです。
- 多言語対応: 中国語や英語をはじめ、多数の言語に対応しており、長文の文章生成や複雑な対話にも対応できます。
- オープンソース: MITライセンスで公開されているため、商用利用や改変が自由に行えます。これにより、研究機関や個人が独自のプロジェクトに組み込みやすいです。
ただし、英語・中国語以外の言語対応の精度が十分でない場合があるなど、いくつかの課題もあります¹²。
DeepSeekを試してみたい場合、まずは公式サイトで無料のWebチャットを利用してみるのがおすすめです。何か他に知りたいことがあれば教えてくださいね!
ソース: Copilot との会話、 2025/1/28
(1) 【2025最新】DeepSeekとは?特徴や使い方、料金まで解説 …. https://ai-gallery.jp/tools/deepseek/.
(2) DeepSeek V3とは?基本性能や使い方、料金体系を徹底解説!. https://www.ai-souken.com/article/what-is-deepseek.
(3) 中国製チャットボットAI「DeepSeek V3」を実際に使ってみた結果. https://philipptarohiltl.com/deepseek-chatgpt-comparison/.
(4) undefined. https://www.ai-souken.com/article/ai-agent-overview.
ネットで情報を読む限り、OpenAIのChat-GPTにも匹敵するような能力があるものの、性能的に個人でも取り扱いやすいことが話題になっていました。
今までは米国が優位だったAI関連市場を脅かすようなゲームチェンジャーの登場かと経済にも大きな影響を与えています。「DeepSeek」はモデルの開発にかかった費用が約560万ドル(日本円で約8億6000万円)で、開発期間もわずか2か月ほどだったと、1月24日にアメリカの経済専門チャンネル「CNBC」で伝えられています。
一方で、ChatGPTのベースにある「GPT-4o」や「o1」などLLM(大規模言語モデル)の開発では、その機械学習などに要した開発コストは数億ドル(数百億円)~10億ドル(1500億円以上)に達すると見られていますので、DeepSeekは開発コストが桁違いで安いことが判ります。もしかすると、これから機能や性能を向上させるために必要なコストも米国に比べると桁外れに安いのだとすれば、米国は中国に大きく遅れをとるかもしれません。
また、「DeepSeek」はNVIDIA製の高価なGPUに依存しません。安価な代替技術を使用してスマートフォンやコンピューターにAI機能を組み込むことが可能です。NVIDIAは、ゲームや動画レンダリングから派生して、特に高性能コンピューティングや機械学習に使用されるグラフィックス処理ユニット(GPU)の市場を支配してきました。しかし、DeepSeekのような技術が台頭すると、NVIDIAの今後の売上にも大きく影響するかもしれません。そんな流れで、NVIDIAの株価は大きく値を下げています。
中国のAIということで、情報を入力することに対しては、地政学的なリスクから少しの戸惑いを感じます。また、提供される情報についても、そのまま使って良い情報なのかどうか、少しの躊躇いを感じます。今後、このDeepSeekがChromeやedge、safariなどのブラウザに標準搭載されることも無いのだと思いますが、相応の性能の言語モデルが短期間に開発することができるということになれば、これから開発に名乗りをあげるところも増えていくかもしれません。
米国に大きく遅れをとった形になったように見えていて、米国一強のような雰囲気だったAI業界ですが、これからは大きな変化が出てきそうな、そんな予感もします。
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