年末に近所のゴルフ5というお店に行ってみました。アルペンというスポーツやアウトドア関係のお店を展開している会社の一つのブランドです。この会社の株主優待券を2期分(4000円相当)持っていたので、これを使い切ることがお店に行った目的です。
ゴルフ5ではゴルフ関係のファッション用品、ゴルフボールやティ、マーカーなどのゴルフ用品、キャディバッグやボストンバッグなどのかばん類、新品のゴルフクラブ、中古のゴルフクラブ、パターの試打コーナー、奥には各種クラブの試打コーナーなどがあります。
今回は4000円分で何を買うのか決めていなかったので、ゴルフ用品を最初に見てから、中古のクラブを見てみました。従来から中古クラブのコーナーだった場所はレイアウトが変わったわけではないのですが、どちらかというと少し古い値段が安いクラブが目立ちます。おや?と思いながら、従来は新品クラブを販売していた広いコーナーに行ってみると、その半分ほどに中古クラブ売場が浸出していることに気が付きました。クラブのブランド別にかなりの種類の中古クラブが販売されています。ゴルフ5は東久留米に中古クラブの専門販売店がありますが、そこに近い品揃えがあるように思いました。
この売り場の変更はいろいろと考えさせられるものがあります。コロナ禍ではアウトドアのスポーツとしてゴルフがもてはやされましたが、その後、日常が戻ってきて、中古クラブの出回っている量が増えているのではないか?という点、そして日本が貧しくなってきていて、新品クラブが売れなくなってきているのではないか?という点です。
給与は大きく増えない中で、昨今の物価高や社会保障費の値上がりにより、自由に使えるお金が各家庭とも減り続けています。中には2025年問題とも言われていますが、これからもこの傾向は続いていくと想定されます。
そのような状況の中で、一本8万円のドライバーはなかなか購入できるものではありません。アイアンセットも同程度の価格、ウッドも数万円となると、まず新品でゴルフのクラブを購入することはとても難しいです。
ゴルフ用品店としては、新品を値下げして販売するよりも、中古クラブを販売したほうが売り上げもよく利幅が大きいのではないかと想像できます。
今までゴルフを支えてきた団塊の世代が後期高齢者となっていくと、ゴルフ場自体も集客が課題になっていくかもしれません。先日、PGMの親会社である平和という会社がアコーディアを買収しましたが、さらにゴルフの大衆化を進めていくのか、どんな舵取りをしていくのか大変に気になるところです。
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