トヨタで発売されていた日本で唯一の5ナンバーセダンのカローラアクシオが2025年10月末に生産終了となることが発表されました。カローラアクシオの教習車モデルも同時に生産終了となります。

ホンダからは同じ5ナンバーセダンのグレイスが以前は発売されていましたがすでに販売が終了しています。
5ナンバー枠は以下の制限があります。
- 排気量が2L以下
- 全長470cm以内
- 全幅170cm以内
- 全高200cm以内
1969年から1989年までは5ナンバー枠に収まる車は自動車税が優遇されていました。しかし、現在では3ナンバーのクルマも5ナンバーのクルマも税金は変わりません。従って、消費者から見ると5ナンバーのクルマをあえて選ぶ理由がなくなってきました。
とはいえ、日本の道は狭いところがまだまだ多いので幅は170cm以内に収まってくれると走りやすいことは確かです。5人フル乗車が無い限りは車内の広さも不満はありません。車両重量も少なめになるので燃費にもいいです。現在、5ナンバーは下記の車種が挙げられます。
- トヨタ:アクア、ヤリス、ライズ、シエンタ
- ホンダ:フィット、フリード
- 日産:セレナ、ノート
いわゆるコンパクトカーの分類に入るものが多く、上記でミニバンに相当するのはシエンタ、フリード、セレナになります。セダンは今回のアクシオの販売終了に伴って5ナンバーからは無くなります。さらにワゴンについても、カローラフィールダーが販売終了になることから5ナンバーからはなくなります。
本当であれば、狭い道が多い日本で5ナンバーのクルマはもう少し売れても良いと思うのですが選択肢がどんどん減ってきてしまいました。
できれば、トヨタには今のカローラアクシオの後継にあたるクルマを発売してほしいですし、ホンダにはアジア圏でCITYとして販売しているクルマを日本国内で5ナンバーセダンとして販売してほしいと願っています。
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