iPhone SEの後継(iPhone16e)が発表されるも値段高騰で魅力は半減

2.5

噂されていた第3世代iPhone SEの後継機種になると思われるモデルがAppleから発表されました。名前はiPhone 16eです。現在、iPhone16シリーズは下記のモデルがあります。

  • iPhone 16
  • iPhone 16 Plus
  • iPhone 16 Pro
  • iPhone 16 Pro Max

今回は上記のモデルのエントリー版として、iPhone16eが出来たという形になります。

このネーミングから考えると、もはやAppleとしてはiPhoneSEのような低価格モデルを作る意図はなく、単にiPhone16の安めの機種を出しただけだよという意思の表れにも思えます。

低価格モデルとは言っても値段は9万9800円からと、手軽に手を出すことができる価格では無くなりました。(米国価格では599ドル。第3世代iPhoneSEは429ドルだったので170ドル高くなりました)

しかも、本体はiPhone14ベースで大きくなってしまい、今までのコンパクトな形状から一新されてしまいました。

「iPhone 16」シリーズに搭載されている最新世代の「A18チップ」が搭載されていますが、6コアのCPUは共通であるものの、GPUのコアは「iPhone 16」の5コアから4コアに削減されているので、グラフィック性能が劣ります。通信モデムは自社開発の「Apple C1」を搭載します。このモデムはすぐれた電力効率が特徴で、バッテリー持ちにも貢献しています。

さらに、48MPのカメラ、6.1インチのディスプレイ、USB-Cポート、Apple Intelligence搭載です。ストレージ容量は、128GB、256GB、512GBの3モデルとなり、事前にあった64GBではないことが分かりました。価格はストレージ容量別に下記のように分かれています。

  • 128GB(直販サイトの税込価格:99,800円)
  • 256GB(直販サイトの税込価格:114,800円)
  • 512GB(直販サイトの税込価格:144,800円)

ディスプレイは有機ELの「Super Retina XDRディスプレイ」を搭載を搭載しています。防水・防塵性能はIP68等級、最大水深6メートルで最大30分間の水没に耐性があるとされます。Qi規格のワイヤレス充電が利用可能で、Wi-Fiは2×2のMIMOに対応したWi-Fi 6(802.11ax)に対応、Wi-Fi 6Eには対応していません。カラーバリエーションはブラックとホワイトの2色のみとなります。

バッテリーの持続時間は大幅に強化されている。アップルによると、バッテリー駆動時間は「6.1インチのiPhone史上最長」で、「iPhone 11」より最大6時間長く、すべての世代の「iPhone SE」より最大12時間長くバッテリーが持続するとしています。

iPhoneSEはそのまま併売してほしかったのですが、Apple Storeからは姿を消してしまったようです。従って、Appleは最低でも10万円ほどの今回のiPhone16Eから高価格帯機種でモデルを取り揃えることになります。

iPhone3Gの時代からiPhoneを使い続けていましたが、これほどまでに価格が上がってしまったiPhoneシリーズとは現在使っているiPhoneSEで最後にして、次の機種交代からはAndroidにしようと思います。

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