今回初めて楽天証券でJP Morganの米国ETFを購入しました。高配当狙いでSCHD、VYM、債券はEDV、AGG、金はGLDMに分散していたのですが、ファンドの分配金利回りが10%を超えるかもしれないJEPQ(JPMorgan Nasdaq Equity Premium Income ETF)に興味を持ち、配当や値動きがどうなるのかに興味を持ったので少しだけ購入です。日本語ではJPモルガン・ナスダック米国株式プレミアム・インカムETFという名前になっています。JEPQは「米国大型株保有とオプション売却を組み合わせたポートフォリオから、株式の配当金とオプションプレミアムを獲得し、それらを原資として毎月の分配を目指す」とされています。Nasdaq100インデックスよりもボラティリティを抑えながら同インデックスの値上がり益の恩恵を一定程度享受することを狙った運用をするとされています。
SCHDやVYMは情報技術セクターがあまり含まれていないので、NASDAQ100に連動したものに興味を持ったのですが、その中でもJEPQは高配当を狙うことができるということでピックアップしました。NASDAQ市場は世界第二位の大きな市場で、その中で時価総額上位100社のみで構成したのがNASDAQ100指数です。S&P500指数やNASDAQ総合指数と比較して高リスク・高リターンであることが特徴です。
このJEPQは単にNASDAQ100の指数に連動しているわけではなく、「株式の現物に投資して値上がり益を追求すると同時に、コールオプション(株式を事前に定められた価格で購入する権利)を売ることで、プレミアム収益の獲得を目指します」というオプション取引が組み合わされています。したがって、インデックスファンドではなくアクティブファンドに分類されます。「原資産価格があまり大きく上昇しないと予想される局面等でも、コールオプションの売却によりインカム収益を獲得することが期待できる」ことがメリット、「原資産の価格上昇による収益は限定的になる」ところがデメリットと紹介されていました。Nasdaq100インデックスよりもボラティリティを抑える効果がどの程度なのか、気になるところです。
JEPQは毎月分配型のファンドですが、毎月の分配が保障されているわけではありません。しかし、現時点(2025年1月)現在では設定以来の無配だった月はなかったとされています。
ただ、現在の米国市場は株価が割高という指摘もあるので、NASDAQ市場についても価格の調整局面がいつ来てもおかしくない印象を持っています。そんなこともあり、今回は少しだけの購入にとどまりました。市場の状況とJEPQの値動きがどう連動するのかもう少し勉強してから買い増しするかどうかは考えたいと思っています。
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