最近、TVチューナーレスの安価な大画面テレビを見かける機会が増えてきました。今の時代、テレビ放送は視聴せずに、Youtubeなどの動画配信サイトやNetflixなどの有料動画配信サービスを利用する人が増えてきた結果ではないかと思います。
昭和の時代であれば、ブラウン管型テレビは高価で場所をとるものだったのでテレビは居間にしかなく、家族団らんで一家でサザエさんを見るといった光景もありました。また、インターネットもありませんでしたし、ゲーム機もさほど進化していなかったので、テレビを見るのが一つの娯楽の王道だったと思います。
しかし、今となっては、インターネットで情報がいくらでも手に入りますし、過去に放送されていたドラマや映画なども好きなときに鑑賞することができます。テレビで放送されている直近の作品であったとしても、1週間は無料でTVerの見逃し配信を見ることが出来ますし、オンエアされているテレビ放送を生でそのまま見る機会は、昭和の時代と比較すると極端に減りました。私自身もテレビ放送はブルーレィディスクレコーダーで録画しておいて、好きなときに1.3倍速でCMをスキップしながら見ていますので、テレビにチューナーが付いていなくても困ることは無さそうです。
例えば、中国のシャオミ(Xiaomi)が発売している43インチチューナーレステレビは、3万円台という価格ながら、Netflix、Prime Video、YouTubeなど、複数のストリーミングメディアプラットフォームのオンライン動画が再生可能なので、テレビ本体だけでも様々なコンテンツをインターネットを介して楽しむことができます。(テレビをインターネットに接続できる環境につなげる必要があります)

昭和の時代であれば、テレビ画面の大きさで1インチあたり1万円、平成の時代であれば1インチあたり1000円と言われていた時代もありましたが、今となっては1インチ1000円すら割るようになってしまったことは驚きです。
寝室で使っているプロジェクターは、天井吊り下げ型のpopIn Aladdin 2という機種を使っていますが、この機種もTVチューナーは付いておらず、自分でTVer、Youtube、PrimeVideoなどのアプリをインストールしてコンテンツを楽しむタイプになっています。この機種はDLNA連携用のアプリも準備されていて、対応しているブルーレィディスクレコーダーであれば、録画した番組をWiFi経由でpoppIn Aladdinで鑑賞することもできます。ブルーレィディスクレコーダーのチューナー経由でオンエア中の番組を見ることもできるので、プロジェクターにチューナーが付いていなくても特に困ったことはありません。(反面、インターネット環境が災害等で不通に場合は何も出来なくなってしまう怖さはあります)
災害のときなどに放送を視聴するための手段を確保しておく必要はありますが、それを除けば今の時代、チューナーレステレビという選択肢も十分に実用的なのではないかと思います。
コメント