朝日新聞によると、4月6日午前0時半から約38時間続いたNEXCO中日本の大規模なETC障害時に通行料を支払わずに高速道路を利用したクルマのうち、後日払いの申し出が行われたのは約3万6000件にとどまっていると報道されています。
ETC障害が発生した当初は有人の料金所で処理を行っていましたが、対応に時間がかかることで激しい渋滞が発生し、NEXCO中日本では障害が発生しているETCレーンをそのまま通過させて後日支払にする特別な対応をしました。この特別な対応を受けたクルマは前週の通行実績から類推して96万台程度と考えられています。とすると、後日払いの申し出をした割合はわずか4%にしかすぎないということになります。
私自身、相模湖インターチェンジから国立府中インターチェンジまで中央道を使用しました。国立府中インターチェンジから降りるときに車載器から「ピッ、770円利用しました」と音声案内があったので、その時点では支払いができたのだと思っていました。
しかし、数日経ったあとに照会をしてもクレジットカードから引き落とされないので、NEXCO中日本の公式サイトを通して後払いの申請を行っています。すでに1週間程度が経っていると思うのですが、まだ返信はありません。
ただ、支払の申し出をしたのがわずか4%だけということになると、正直に後払いの申し出をしていることが馬鹿らしくも思えます。NEXCO中日本は朝日新聞からの取材に対して、「請求した内容が特定できれば請求させていただきたい」と答えています。しかし、数十万台に対して請求をするのは困難なことだと思います。
今回は利用者側には非がなく、あくまでもNEXCO中日本側の問題なので、たとえ後払いの申し出があった人に対しても料金の請求をしないようにしたほうがよいのではないかと思いました。
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